シトロエンは国産車やドイツ車と比べると、新車価格や中古車相場が安く販売されています。そのため「コスパの良い輸入車」として注目される一方で、「安いのは裏があるのでは?」という疑念もつきまといます。ここでは、実際に安さの背景とネットのSNSを中心に「買ってはいけない」と言われる根拠を調査しました。

シトロエンの価格が安い理由と買ってはいけないと言われる意味


シトロエンの車が他の輸入車ブランドよりも安い理由と、買ってはいけないと言う人が多い真相について見ていきましょう。
故障率が国産車よりは高い
シトロエンは、独創的な設計や快適性を追求してきた一方で、国産車と比べると故障率がやや高い傾向があります。。特に電子制御系や電装部品に関するトラブルが目立ち、エアコンの不具合やセンサー系統の誤作動、ウィンドウレギュレーターの故障などが代表的な例として挙げられます。これは、複雑な機構や独自の設計思想が裏目に出る場合があるためです。日本車のように「壊れにくさ」を徹底した品質管理とは異なり、輸入車全般に共通する傾向として理解しておくと良いでしょう。
ただし、最新モデルでは信頼性が向上している点も見逃せません。ステランティス傘下に入ってからはプジョーやオペルなどとの共通部品化が進み、メンテナンス性や耐久性の改善が図られています。さらに、定期点検やオイル交換などの基本的なメンテナンスを怠らなければ、大きなトラブルを未然に防ぐことも可能です。国産車と同じ感覚で「ノーメンテで長く乗れる」と思うとギャップを感じますが、適切にケアすれば十分に長く乗り続けられる輸入車といえるでしょう。
過去モデルが壊れやすかったときのイメージが残っている


シトロエンと聞くと、多くの愛好家が思い浮かべるのが独自の「ハイドロニューマチック・サスペンション」です。1955年のDSに初搭載され、まるで魔法のじゅうたんのような乗り心地を実現した革新的技術でした。しかし、複雑な油圧制御を伴う仕組みは、経年劣化によるオイル漏れやシリンダーの不具合が発生しやすく、「壊れやすいフランス車」というイメージを強める要因になりました。またAT4オートマチックトランスミッションの不良による、変速ショックや異音もよくあるトラブルでした。
特に日本の高温多湿な環境や整備拠点の少なさは、部品寿命を縮める一因ともなっていました。ゴムやブッシュ類、そして天井素材の垂れなどは気候の影響も大きな要因。
一方で、愛用者からは「適切に整備すれば他に代えられない快適さがある」と高評価を受けており、クラシックカー市場では今も高い人気を誇ります。現行モデルでは油圧式ハイドロが廃止され、電子制御ダンパーやプログレッシブ・ハイドローリック・クッションといった新システムへ進化し、故障リスクは大幅に低減しました。過去の「壊れやすい」という印象は、歴史的背景に根差した部分が大きいのです。
ディーラー網の少なさと修理部品の調達遅延


シトロエンが「買ってはいけない」と言われる背景の一つに、ディーラー網の少なさがあります。国産メーカーやドイツ車ブランドと比べると販売拠点が限られており、地方では正規ディーラーが存在しない都市も珍しくありません。そのため購入後の点検や修理で長距離移動を強いられるケースがあり、利便性の面でデメリットを感じるユーザーもいます。
また、修理部品の調達に時間がかかる点も要注意です。輸入車ゆえに国内在庫が限られ、場合によってはフランス本国から取り寄せる必要があります。その際、納期が数週間に及ぶこともあり、車を長期間預けざるを得ない不便さにつながります。ただし近年はステランティスによる在庫管理体制が改善され、主要部品の流通は徐々に安定してきています。さらに、事前に信頼できる整備工場と連携しておくことで、万一のトラブル時にも安心して対応できる環境を整えられるでしょう。
リセールバリューの低さ


シトロエンは個性的な魅力を持つ一方で、リセールバリューが低いという評価を受けがちです。国内市場での販売台数が少なく、知名度や需要が限られているため、中古車として再販する際に高値がつきにくいのが実情です。特に国産車やドイツ車のように流通量が多いブランドと比べると、購入価格に対して下取り価格の差が大きくなりやすい傾向があります。こうした点から「買ってはいけない」と指摘されることもあります。
ただし、リセールが低いことは必ずしもデメリットだけではありません。中古市場では値落ちが早いため、新車では高額な装備やグレードを備えたモデルを、中古でお得に入手できるチャンスが広がります。特にベルランゴやC5エアクロスなどの人気モデルは、独創的なデザインや広い室内空間に魅力を感じるユーザーが増えており、一定の需要が維持されています。将来的な売却価格を重視するなら不利ですが、「長く乗る前提」や「割安で輸入車を楽しみたい」というユーザーにとっては大きな魅力となり得るのです。



日本市場でのブランド認知度の低さ
シトロエンはヨーロッパでは長い歴史と高い評価を得ているブランドですが、日本国内での認知度は依然として低いのが現状です。トヨタやホンダといった国産メーカー、あるいはBMWやメルセデスといった輸入ブランドに比べると、街中で見かける機会が少なく、一般層には「どんな車を作っているメーカーなのか分からない」と言われがちです。そのため購入検討時に家族や周囲から理解を得にくいケースもあります。



さらに、販売台数の少なさは中古市場やサービス網の規模にも影響しています。流通量が限られているため、モデルごとの情報が少なく、試乗や展示車に出会えるチャンスも狭まります。ただし一方で、「人と違う車に乗りたい」という層にとっては強い魅力となり、個性を重視するユーザーからの支持は確実に存在します。ブランドの認知度が低いことは弱点であると同時に、所有者にとっては差別化できる特別感を味わえるポイントでもあるのです。
シトロエンの魅力を紹介


シトロエンが評価される最大の理由は、独創的なデザインと快適な乗り心地にあります。一般的な国産車やドイツ車にはない感性を大切にし、個性を前面に押し出したモデル展開が特徴。乗る人のライフスタイルや価値観を映す存在であり、単なる移動手段を超えた「フランス車らしい遊び心」が光るブランドです。
独創的なデザイン


シトロエンの最大の魅力は、やはり独創的なデザインにあります。フロントマスクのダブルシェブロンや、丸みを帯びたボディラインは一目でシトロエンと分かる個性。アバンギャルドな造形美は街中で存在感を放ちます。
過去のC4カクタスに搭載されたエアバンプやDS5の飛行機をモチーフにしたガラスルーフなど、遊び心ある仕掛けもらしさの象徴。デザインを通じて「人と違う車に乗りたい」というニーズに応えてきた歴史があります。


特にシトロエンDSは見るものを魅了する革新的なデザインだけでなく、ハイドロを採用した乗り心地から「宇宙船」とも称された歴史に残る名車。
さらに、現行モデルでもその哲学は継承されています。C3やベルランゴなどは、ポップで親しみやすいスタイルで若い世代にも人気。C5 XやC5エアクロスでは、SUVとセダン、ワゴンを融合させた斬新なフォルムを採用し、シトロエンの先進性を体現しています。単なる美的要素ではなく、使いやすさや空力性能とも調和させている点もポイント。デザインが走行性能や快適性と一体化しているところに、シトロエンならではの深みがあるのです。
快適な乗り心地と走行性能への拘り


シトロエンは長年にわたり、「魔法のじゅうたん」と称される乗り心地を追求してきました。代表的なのが、かつてのDSやXMで採用のハイドロニューマチック・サスペンション。複雑な油圧制御で路面の凹凸を吸収し、他のどの車にもない浮遊感を生み出しました。現在は電子制御ダンパーやプログレッシブ・ハイドローリック・クッションへと進化し、日常の速度域でも快適性を最大化する仕組みが採用されています。長距離ドライブでも疲れにくく、ファミリーユースや旅行にも安心感がある設計です。
加えて、静粛性やシートの柔らかさもシトロエンならでは。車内にこもる騒音を低減し、独自の厚みを持たせた座面が快適性を支えます。スポーティさよりも「ゆったりと走る心地よさ」に重きを置く思想は、ドイツ車の硬めの足回りとは対照的。結果としてリラックス感に満ちたフランス流のグランドツーリングと表現できるでしょう。
安全性能と運転支援システムの充実


シトロエンは快適性だけでなく、安全性能や先進運転支援システムの充実度でも高い評価を得ています。近年のモデルには、アクティブセーフティブレーキ(自動緊急ブレーキ)やアクティブクルーズコントロール、車線逸脱警告システムなど、多彩なADAS(先進運転支援機能)が標準またはオプションで搭載されています。これにより、都市部の渋滞走行から高速道路での長距離移動まで、ドライバーの負担を軽減し、事故リスクを低減することが可能です。
また、ボディ剛性や衝突安全性の高さもユーロNCAPの衝突テストで確保されており、欧州の厳しい安全基準に適合した設計が採用されています。C5 XやC5エアクロスといった最新SUVでは、360度カメラやブラインドスポットモニターなど、日常運転の安心を支える装備も備わります。「個性的でおしゃれ」という側面に注目されがちですが、実際には安全性の面でも着実に進化を遂げているのです。快適な走行体験に加え、安心感を得られる点こそ、現代のシトロエンが持つ大きな価値といえるでしょう。



シトロエンが向いている人・ユーザー層とは?


シトロエンは、国産車やドイツ車にはないオリジナリティーを求める人に適したブランドです。特に、快適性とデザイン性を兼ね備えた車を選びたい層に強く支持されています。実用性と遊び心を両立させたモデル展開も多く、日常の移動を特別な時間に変えてくれる存在。ここでは、どんなユーザーに向いているのかを整理します。
個性を重視する人
シトロエンは、人と同じ車に乗りたくない層にぴったりのブランドです。日本ではトヨタやホンダなど国産車が圧倒的に多く、街中で同じ車種を目にする機会も多いもの。その中でシトロエンは販売台数が限られているため、所有するだけで特別感を得られます。独自のデザインやカラーバリエーションも豊富で、オーナーのライフスタイルや価値観を表現する手段として強い魅力を持ちます。
また、ファッションやインテリアと同じ感覚で車を選びたい人にも向いています。フランスらしい遊び心や大胆な造形は、日常の移動をクリエイティブな時間に変えてくれる存在。個性を大切にするユーザーにとって単なる移動手段ではなく「自己表現のパートナー」といえるでしょう。他の人とは違う車で過ごす毎日。その選択がライフスタイル全体を彩ります。
実用的かつ遊び心のある車に乗りたい人


シトロエンは、実用性と遊び心を兼ね備えたクルマを求める人にうってつけです。ベルランゴのようなMPVは、スライドドアや広大な室内空間を備え、日常の使い勝手を重視した設計。一方で丸みを帯びたユニークなデザインやカラフルなアクセントが、単なるファミリーカーに収まらない楽しさを演出します。荷物の積載性やシートアレンジの自由度も高く、アウトドアや旅行にも対応できる柔軟さがあります。
さらに、日常の移動を「ちょっと特別な時間」に変えてくれる存在でもあります。シートの座り心地や静粛性、視界の広さなど、快適性を高める工夫が盛り込まれており、普段の買い物や通勤も心地よいドライブ体験に変わります。実用車でありながらデザイン性や遊び心を犠牲にしないのがシトロエンの哲学。合理性と感性の両立を重視するユーザーにとって、最適な選択肢といえるでしょう。



環境意識の高いユーザー層(PHEV/EV志向)
シトロエンは、環境意識の高いユーザーにも適したブランドです。近年は電動化を積極的に推進しており、C5 XやC5エアクロスにはプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが用意されています。また、ë-C4のようなEVモデルも展開されており、日常使いから長距離ドライブまで幅広いシーンに対応可能です。欧州の厳しい排出規制に対応してきた背景があり、日本市場でも環境配慮型の選択肢を拡大させています。
さらに、充電設備や補助金制度を活用すればコストメリットも大きいのがポイント。電気代ベースでの燃料費削減や、自治体による補助金の適用で購入負担を軽減できる場合があります。加えて、静粛性やスムーズな加速はEVならではの魅力で、都市部での移動や深夜の住宅街でも快適。環境への配慮と同時に、走行体験の質を高めたい層にとって、シトロエンのPHEV/EVは理想的な選択肢といえるでしょう。
シトロエンの維持費と車両寿命はどれぐらい?
購入価格が安いシトロエンですが維持費が高くて、車両が壊れてしまったら修理費用がかかります。結果的にコスパの良い買い物だと思ったら「割高で損した気分、、、もうシトロエンなんて乗らない!」なんて後悔しないように大事なお金の話を中心にまとめました。
年間維持費はどれぐらいなのか?目安を調査
シトロエンの維持費は国産車よりやや高めになる傾向があります。特に輸入車はメンテナンス費や部品代が割高なので、事前に年間コストを把握しておくことが安心につながります。以下はCセグメント(例:C4、C5エアクロス)を想定した年間維持費の目安です。
| 項目 | 年間費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 自動車税 | 3.5万〜4.5万円 | 排気量1.5〜2.0Lクラス |
| 自動車重量税 | 7,500〜1.23万円 | 車検時にまとめて支払い |
| 自賠責保険 | 約1.7万円 | 24か月契約を車検時に支払い |
| 任意保険 | 7万〜12万円 | 等級・年齢条件による |
| 燃料代 | 12万〜18万円 | 年間1万km・燃費12〜15km/L想定 |
| メンテナンス費 | 5万〜10万円 | 法定点検・消耗品交換など |
合計すると、年間40万〜70万円程度が目安です。ライフスタイルや保険条件によって変動するため、購入前にシミュレーションを行うと安心。
メンテナンス費と消耗品の考え方


維持費の中で注意すべきなのが、メンテナンス費と消耗品の交換コストです。輸入車は国産車に比べて部品代が高めに設定されており、オイルやブレーキパッド、バッテリーなどの基本的な消耗品は約1.5倍に設定されています。特に電子制御部品や足回りの部品は、故障すると交換費用が大きく膨らむケースがあります。これが「維持費が高い」と言われる主な要因の一つです。
一方で、定期的なメンテナンスを行えば大きなトラブルを防ぎやすいのも事実です。ディーラーでの法定点検に加えて、輸入車専門の整備工場を活用すれば、コストを抑えながら質の高いサービスを受けられる場合もあります。また、社外品やリビルトパーツを選ぶことで、純正部品より安く修理できる選択肢も増えています。
結局のところ、シトロエンのメンテナンス費は「工夫次第で抑えられる」部分も大きいのです。購入を検討する際は、整備工場の確保やパーツの入手ルートも含めて考えておくと安心できるでしょう。



燃費性能と実燃費の目安


シトロエンの燃費は国産ハイブリッドほどではありませんが、最新のダウンサイジングターボやディーゼルを採用することで、実用性のある水準を確保しています。以下に代表的モデルの燃費を整理しました。
| 車種 | エンジン | 公表燃費(WLTC) | 実燃費の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| C3 | 1.2Lガソリン | 16.6km/L | 12〜15km/L | コンパクトカー、街乗り中心 |
| C4 | 1.2Lガソリン | 15.9km/L | 11〜14km/L | 高速走行で燃費が安定 |
| C5エアクロス | 1.6Lガソリン | 14.1km/L | 10〜13km/L | SUVのため燃費はやや重め |
| C5エアクロス | 2.0Lディーゼル | 17.7km/L | 15〜19km/L | 長距離で高燃費を発揮 |
| ë-C4(EV) | 電気モーター | 405km/充電 | 300〜370km/充電 | WLTC航続距離、使い方で差あり |
ガソリン車は14〜17km/L前後、ディーゼルは15〜20km/L近い実力を持ち、EVでは航続405kmを公表。日常使いでは十分な水準ですが、国産ハイブリッドに比べると燃費効率は劣るため、維持費試算に含めて考えるのがおすすめです。



保険料の相場と選び方
シトロエンの任意保険は、国産車よりやや高めの水準です。特に車両保険を付けると費用が上がりやすいため、条件を工夫して調整するのがポイントです。
| 車種クラス | 年間保険料の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| C3 / C4(コンパクト) | 7万〜10万円 | 年齢条件・等級により変動 |
| C5エアクロス / C5 X(SUV) | 10万〜12万円 | 車両保険を付けると高額化しやすい |
| EVモデル(ë-C4など) | 9万〜12万円 | 車両保険料率が高くなるケースあり |
選び方のポイント
- 車両保険は安心感があるが、その分保険料も高くなる
- 「免責設定」や「限定補償型」でコストを抑える方法も有効
- 複数社の一括見積もりで条件を揃えて比較するのがおすすめ
- 安全装備による割引適用で意外と負担が軽減されるケースもある
車両の平均寿命と買い替え目安


現在のシトロエンは信頼性が向上しており納車してすぐ自慢のハイドロサスペンションが壊れた、、、なんてことはなくて適切なメンテナンスを行えば10年以上の使用も十分可能です。
ただし電装系や消耗品の交換が多くなる傾向があるため、買い替え時期を意識しておくと安心です。
| 項目 | 目安年数/距離 | 備考 |
|---|---|---|
| 平均寿命 | 約10〜12年 | 適切なメンテで15年超も可能 |
| 主要消耗品交換時期 | 3〜5年/5〜7万km | バッテリー・ブレーキ・タイヤなど |
| 電装系トラブル頻度 | 7年目以降 | センサー・ウィンドウレギュレーター等 |
| 買い替え目安 | 10年/10万km前後 | 修理費用が車両価格を上回る可能性 |
買い替えの目安としては10年/10万km前後を基準に、修理コストとのバランスで判断してください。この基準を超えると高額のリセールは期待できないので乗り潰すのがベストな選択肢です。
| サービス名 | 形式 | 提携業者数 | 特徴(簡潔) |
|---|---|---|---|
| ユーカーパック | オークション | 約8,500社 | 電話なし・入札形式・成約手数料0円 |
| カーセンサー | 一括/オークション | 約700社/約5,000社 | 大手提携多数・希望形式が選べる |
| MOTA車買取 | 一括査定 | 約1,500社 | 上位3社とだけやり取り・価格競争で高額化 |
| 楽天Car車買取 | オークション | 約2,000社 | 楽天ポイント還元・オークション型 |
| ズバット車買取比較 | 一括査定 | 約250社 | 入力簡単・比較しやすい |
| カービュー | 一括査定 | 約300社 | ヤフー運営・10社比較OK |
| ナビクル | 一括査定 | 約100社 | 手軽さ重視・シンプル操作 |
| セルカ(SellCa) | オークション | 約6,000社 | 入札式・スピーディな売却が可能 |
中古車市場の動向と購入のポイント


買ってはいけないと言われがちなシトロエンの中古車ですが、流通量こそ少ないですが中古車市場での相場は安いので、きちんと良個体を選べばコスパ良く買うことができます。
そこで購入を検討する前に知っておきたい市場の動向や購入後の保証制度、整備体制をしっかり確認していきましょう。
流通量と中古価格の傾向


シトロエンの中古車は、流通量が少ないのが特徴です。台数が限られ地域によっては在庫がほとんど見つからない場合もあります。そのため欲しいモデルを探すのに時間がかかるケースが多いのです。
価格面では、C3やベルランゴなどの人気モデルは値崩れしにくく、比較的高めの相場を維持しています。DS3スポーツシックのマニュアル仕様やパブロ・ピカソの芸術性をテーマにしたグランドピカソなど生産中止後もニーズがある車も値下がりはしにくいです。
その、一方でC5や過去のセダン系は需要が限られるため、リセールバリューが低く、中古市場ではお得に購入できる場合があります。「流通が少ない」という点を理解したうえで、相場をこまめにチェックすることが重要です。



認定中古車の保証制度と活用方法


中古のシトロエンを安心して購入するには、保証制度の有無が大きな鍵になります。ディーラーの認定中古車「シトロエン セレクト」では、走行距離や年式に応じたメンテナンスプログラムが付与され、24時間ロードサービスなども利用可能です。保証期間中は主要部品の修理費用がカバーされるため、輸入車特有の「予期せぬ出費」を抑えられます。
一方、国籍問わず様々な車種をラインナップしている中古車販売店で購入する場合は保証内容が限定的なことも多いため、契約前に必ず範囲を確認しましょう。保証が充実している車両を選ぶことが、安心したカーライフにつながります。
点検・メンテナンスと整備工場の選び方


とりわけシトロエンは点検や整備体制を事前に確保することが必須です。正規ディーラーでの整備は安心感があるものの、拠点数が限られるため、住んでいる地域によってはアクセスが不便なケースがあります。その場合、輸入車に強い整備工場や専門ショップを探しておくのが現実的です。
また、部品調達に時間がかかる場合もあるため、納期や代車の有無を確認しておくことが大切です。定期的な点検と消耗品の交換を怠らなければ、トラブルを未然に防ぎやすくなり、安心して長く乗ることができます。
購入前チェックリスト(年式・保証・整備履歴など)


今は別ブランドとなったDSオートモビルを含む中古のシトロエンを検討する際には、購入前チェックリストを意識すると失敗を防げます。
- 年式と走行距離:極端に短い距離や逆に過走行車は注意
- 保証の有無:ディーラー認定中古か、販売店保証かを確認
- メンテナンス履歴:定期点検や消耗品交換の記録が残っているか
- 試乗ポイント:アイドリングの安定性、電装系の動作、サスペンションの挙動
これらを押さえることで、購入後のトラブルリスクを大幅に減らせます。特にシトロエンは独自の設計思想を持つため、試乗でのフィーリング確認は欠かせません。
主要都市にあるフランス車の専門店を紹介


フランス車を購入・維持する上で心強いのが、経験豊富な専門店の存在です。正規ディーラーはもちろん、独立系ショップでもシトロエンやプジョーに深い知識を持つ店舗が全国に点在しています。2CVや11CVなど半世紀以上前のクラシックカーのメンテナンスもお任せできるでしょう。
ここでは、東京から福岡までの主要都市にある、信頼できるフランス車専門店を紹介します。購入検討時やアフターサービス選びの参考にしてください。
| 店舗名 | 所在地 | 特徴・サービス内容 |
|---|---|---|
| 原工房(Hara Kobo) | 東京都江戸川区 | プジョー・シトロエン・ルノー専門。販売・整備・修理で40年の実績 |
| Voiturette(ヴォワチュレット) | 千葉/東京近郊 | フランス車中心の中古車・パーツ販売。雑貨も取り扱い |
| Route16 八王子インター店 | 東京都八王子市 | フランス車専門の整備工場。自社工場で修理・点検を安心価格で提供 |
| EURO FRANCAIS(ユーロ・フランセ) | 名古屋市名東区 | ルノーやシトロエン中心の専門店。輸入車販売・整備に強み |
| プジョー・シトロエン専門店 MAMA | 名古屋市周辺 | プジョー・シトロエン中古車に特化。高品質な輸入車を多数取扱い |
| アウトシエル(Autociel) | 名古屋市内 | シトロエンを中心に販売・整備を行うフランス車専門店 |
| アウトニーズ(Auto Needs) | 京都市伏見区 | クラシック・シトロエン専門。販売・レストア・整備・全国対応サポート |
| フロンティア・コバヤシ | 大阪府和泉市 | 欧州車全般を扱う専門店。フランス車の販売・保証体制が充実 |
| モトルシンクロ | 福岡市久留米市 | ルノー・シトロエン・プジョーをメインに販売・整備・輸入に対応 |
これらの店舗はいずれもフランス車に精通した実績ある専門店です。シトロエンオタクが集まるユーザーコミュニティの場ともなっており情報交換の場としても有益です。



まとめ
シトロエンは「壊れやすい」「リセールが低い」といったネガティブなイメージがある一方で、革新的なエクステリアやエアバンプ技術など他のメーカーでは得られない魅力が詰まっています。最新モデルでは信頼性も着実に向上しており、適切なメンテナンスを行えば長く安心して乗り続けられる輸入車です。
さらに、中古市場では値落ちの早さを逆手に取って、装備の充実したモデルを入手できるチャンスも広がっています。あなたのライフスタイルに合った1台を見つければ、「フランス車らしい遊び心と快適さ」に包まれた特別なカーライフが始まります。シトロエンという個性的な相棒とともに、日常のドライブをもっと楽しく彩ってみませんか?





