プジョーの購入を考えたときに気になるのが故障ですよね?
フランス車のプジョーは壊れやすいイメージを持ってる人が多くて、乗りたいけど心配で悩んじゃう気持ちはよくわかります。
そこで当記事では他メーカーと比較した故障率や修理の事例などを交えながら徹底解説します。
また安心して乗る方法についても紹介しているので購入を検討しているあなたはぜひご覧ください!
プジョーの故障率:ユーロコンシュマーによる調査結果

プジョーの故障率はヨーロッパを拠点とする消費者団体である「ユーロコンシュマーズ」が公表している自動車メーカー信頼性ランキングで分かります。
2023年に行われた調査ですが参考にしてください!
Euro consumers:車メーカー信頼性ランキング
| 順位 | メーカー | 信頼性指数 |
|---|---|---|
| 1 | レクサス | 98 |
| 2 | スバル | 93 |
| 3 | スズキ | 93 |
| 4 | クプラ | 91 |
| 5 | トヨタ | 91 |
| 6 | ミツビシ | 89 |
| 7 | ホンダ | 89 |
| 8 | スマート | 89 |
| 9 | キア | 89 |
| 10 | アウディ | 87 |
| 11 | ジャガー | 87 |
| 12 | ダチア | 87 |
| 13 | ポルシェ | 87 |
| 14 | BMW | 87 |
| 15 | DSオートモビル | 87 |
| 16 | ミニ | 87 |
| 17 | マツダ | 87 |
| 18 | ニッサン | 87 |
| 19 | フィアット | 84 |
| 20 | テスラ | 84 |
| 21 | ヒュンダイ | 84 |
| 22 | メルセデス・ベンツ | 84 |
| 23 | ジープ | 84 |
| 24 | ルノー | 82 |
| 25 | シュコダ | 82 |
| 26 | ボルボ | 82 |
| 27 | アルファロメオ | 82 |
| 28 | シボレー | 82 |
| 29 | セアト | 82 |
| 30 | プジョー | 80 |
| 31 | シトロエン | 80 |
| 32 | フォルクスワーゲン | 80 |
| 33 | フォード | 80 |
| 34 | ランチア | 80 |
| 35 | オペル | 76 |
| 36 | ランドローバー | 64 |
このランキングは、欧州5か国(ベルギー・スペイン・フランス・イタリア・ポルトガル)の自動車ユーザーを対象に行われたアンケート結果をもとに作成されています。
調査には 6万台以上・0〜10年落ちの車 が含まれ、以下の基準で信頼性を算出。
- 過去12か月間に修理や部品交換が必要だったトラブル件数
- 故障の重さを加味(走行不能や安全装置系のトラブルは重く評価)
- 消耗品交換や事故・いたずらによる修理は対象外
このように、ユーザー体験に基づいた大規模データから信頼性が算出されているため、各ブランドの「実用的な壊れにくさ」を比較できます。
結果は下位:日本車やドイツ車より信頼性は低い

そして、肝心の結果は36メーカー中で30位と下位と言える結果。
参考までに同調査は2年に1回行われており、2022年は17位、2020年は27位、2018年は25位なので、お世辞にも信頼性が高いメーカーとは言えません。
やはり、調査結果を見ると日本車→ドイツ車→フランス車の順で、故障率が少ないことが分かりますね。
これは日本でも同じイメージではないでしょうか?

プジョーが故障しやすいと言われる理由
信頼性が高いとは言えないプジョーですが、特に日本では故障しやすいから辞めたほうがいいと言われる理由を解説していきます。
トランスミッションのトラブルが多かったから


プジョーでは1997年から2013年までAL4と呼ばれる4速ATのトランスミッションを採用していましたが、AL4は壊れやすいことで知られています。
- 1速から2速に変速しない
- 4速に入らなくなる
- AT内部が金属粉により傷が付きやすい
- 変速のショックが大きい
このようなトラブルが多発したせいでAL4を搭載した206や207は壊れやすいというイメージが定着しました。
また修理するときは部品が国内にないとフランスから取り寄せる必要があり期間が長くなりがちですし、修理費用も10万円~30万円は必要なため多くのユーザーが維持するのが嫌になって手放したわけです。
ただ2004年からは日本のアイシン・エィ・ダブリュ製(現:株式会社アイシン)のATが採用されており、信頼性は格段に向上したので安心して乗ることができます!



日本の道路環境や気候に適していないから


プジョーに限らず外車が壊れやすい理由は国産車と違って日本向けに開発されているわけではないからです。
日本の信号が多くてストップ&ゴーを繰り返す道路環境、夏は高温多湿で冬は雪が降るほど寒くなる年間を通じて寒暖差が大きい気候に適していません。
フランス車にとって日本の梅雨から真夏にかけての時期は過酷なんです。
例えばゴム・樹脂・プラスチックなどを素材にした部品は国産車だと耐久温度を100度で作られていますが、フランス車だと70度で作られていることがあります。
夏が短くて気温も日本ほどは上がらないフランスだと耐久温度を100度にする意味は少ないですからね。
耐久温度が違うということは品質や寿命にも違いがあるわけで、35度以上の猛暑日が続く日本の夏に耐えられるように設計され作られた国産車のほうが信頼性は高くなります。






プジョーの故障事例と修理費用
次はプジョーの代表的な車種における故障事例と修理費用を見ていきましょう。
208GTi・エンジンオイル漏れ


プジョーのエンジンはインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを何度も受賞しており性能・信頼性ともに高くて壊れることは滅多にありませんが、パッキンが劣化しやすくてオイル漏れすることが多々あります。
駐停車中に地面が黒く濡れている、オイルの減りが早い気がするときは、オイル漏れの可能性か高いのでディーラーで見てもらってください。
特にGTiなどのスポーツモデルはオイル管理が重要なので量だけじゃなくて油温なども気にするようにしましょう。
キャップやパッキンを新品に交換するだけで直るので、作業時間は1時間以内で済みますし修理費用も1万円以下が相場です。



2008・エアコンの効きが悪い


フランスの夏は日本ほど暑くないためエアコンの効きが国産車よりも弱いです。
設定温度を20℃ぐらいにして風量も強くしないと車内が冷えないことはよくある話ですが、エアコンの設定温度を下げて風量最大にしても冷えないときはエアコンガスを補充してください。
ただ、それでも直らないときは故障を疑いましょう!
カーエアコンはクーラー・ヒーター・換気・デフロスターなど様々な機能が付いているので壊れやすいですからね。



- エアコンガスの補充:3000円~7000円
- エバポレーター 交換:50,000円~70,000円
- エアコンプレッサー交換:70,000円~100,000円
308・パワーウインドウの窓落ち


外車あるあると言えばパワーウインドウのレギュレーター故障による窓落ちです。
窓が下がってしまいスイッチを押しても上がらなくなったら、無理に手で引っ張りあげてはいけません!
ガラスが割れて怪我をするリスクがあり大変危険なので、すぐディーラーに連絡をして直してもらいましょう。






3008・エンジンチェックランプの点灯


エンジンチェックランプなどの警告灯が点灯しても、エンジンをかけなおしたら消えることがほとんどですが、時間に余裕があるならディーラーに入庫して見てもらうようにしましょう。
エラーの履歴は車のコンピューターに記録されていますから、整備工場でOBD2故障診断機やテスターと繋いでチェックすることで警告灯がついた原因を調べることができます。
稀に重大なエラーやノックセンサーなどの不具合が見つかることがありますからね。
メーター内やインフォメーションディスプレイ内に警告灯がついたら、ディーラーで見てもらうことを最優先にしてください!
- ABS警告灯
- エアバッグ警告灯
- 油温チェックランプ
- 水温チェックランプ
- トランスミッション不具合
508・ウインカーランプがつかない


真夏の炎天下で青空駐車を長時間するとウインカー内部の端子やカプラーが熱で溶けてしまい、ウインカーランプがつかなくなることがあります。
ウインカーランプを交換してもつかないときは、本体側の基盤が熱により壊れた可能性が高いです。
特に黒や濃い目の紺色などのボディカラーだと熱を吸収しやすくてダメージを受けやすいので、できるだけ日陰に止めて対策しましょう!
- ウインカーランプのバルブ交換:2,000円~5,000円
- カプラー/基盤の交換:30,000円~60,000円
故障・トラブルの心配なく安心して乗る方法


お洒落なプジョーに乗りたいけど、故障が心配なあなたに向けて安心して購入&維持する方法についてまとめました!
新車にはプジョーエクステンデッド ワランティ(延長保証)を付ける
プジョーを正規ディーラーから新車で買うと3年間は走行距離無制限の保証が付きます。
エンジン/トランスミッション/エアコン/パワーウインドウなどに不具合が見つかっても、無償で修理対応してくれるので3年間は安心。
ただ4年目以降も乗りたいなら新車購入時にプジョーエクステンデッド ワランティという延長保証に加入しましょう。
新車保証3年と延長保証2年を合わせて5年間は保証ありで乗れるので、万が一車両にトラブルがあっても正規ディーラーでしっかりと修理をしてくれます!


出典:プジョー公式|延長保証プラン(エクステンデッドケアプラス)



中古で買うならアプルードカー(認定中古車)にしよう
プジョーを中古で買うなら正規ディーラーの厳しい基準をクリアしたアプルードカー(認定中古車)から選べば間違いありません。
大きく6つの安心ポイントがあり、ほぼ新車と同じ感覚で乗ることができます。


- 新車登録から9年以内で整備された車のみを販売
- 走行距離無制限の1年保証
- 24時間365日体制のロードサービス
- 納車前には117項目に及ぶ点検整備を実施
- バッテリーやワイパーなど消耗部品15品目を点検交換
- ライフスタイルに合わせてローンを自由に組める
上記のように厳しい基準があるので台数は数少ないですが、全国47都道府県から取り寄せ可能なので、気になる車両があるならディーラーの営業マンに問い合わせてみましょう。



正規ディーラーの保証内容


新車・中古車に関わらずプジョー正規ディーラーで購入したときに付く保証内容は以下の通りです。
消耗品を除く、ほぼ全ての部分が保証対象なので安心安全に乗ることができます。
- ボディ内外装品
- オーディオ/ナビゲーションシステム
- エアコン/ベンチレーション
- エンジン/ターボチャージャー/オイル潤滑装置
- トランスミッション
- 排出ガス浄化装置
- ステアリング機構
- ブレーキ機構
- サスペンション/ショックアブソーバー
またプジョーでは飛び石によるフロントガラスの傷については、27,000円を限度に補償してくれます。
例えばフロントガラスの修理に30,000円かかった場合、実質的にオーナーの負担は3,000円で済むんです!
ディーラー以外で購入するときの注意点


正規ディーラーではなく町の中古車販売店や外車を幅広く扱う販売店で買うときは、保証内容や期間がお店によって異なるので必ず確認してください。
3ヶ月しか保証が付かないのに1年保証と思い込んで購入する人は多いですし、修理費用もお店によって全く異なります。
また納車時にタイミングベルト/タイミングチェーン/スパークプラグ/バッテリー/各種オイルなどの消耗品が新品に交換されているかを確認することも忘れないでください。
ただ購入前にチェックしておきたい項目は数多くて素人では分からないこともあるので、必ず販売店の営業マンまたはスタッフさんに車両状況をヒアリングしたうえで契約にサインしましょう。
特に5年落ちor走行距離50,000km以上の個体は故障リスクが高いので、慎重に購入するか判断をしてください!
- 年式やグレード
- タイヤの確認(残溝や交換時期)
- 整備歴・点検簿は残っているのか
- エンジンオイル、ブレーキオイルの交換時期や残量
- 前オーナーはどのような使い方をしていたのか
- コーディングで変更された点
RCZや308GTiなどのスポーツモデルはクラッチを要確認


プジョーはWRC(世界ラリー選手権)をはじめとしてモータースポーツにも積極的に参入しているメーカーです。
2015年に生産終了したRCZや308GTi、208GTiなどスポーツモデルを中古で購入するときは、エンジンコンディションやサスペンションなどの状態を確認することが大切。
サーキット走行のため社外品に変えられている個体も多いのですからね。



プジョーの信頼性は年々よくなっている


プジョーはユーロコンシュマーでの調査結果を見て分かるように、信頼性が高いとは言えませんが年々品質は改善しています。
とにかく壊れまくったトランスミッションも今は日本のアイシン製に代わっていますしね。
世界的に壊れにくいことで高評価の日本車に比べると故障リスクが高いのは事実ですが、エンジントラブルで走行不能になったりエアコンが全く効かなくなるといった致命的な故障はほぼ無いですし、定期的に正規ディーラーで点検・メンテナンスを受けていれば安心して乗ることができます。
ただ安いからといって年式が古くて整備不良の車を買ってしまうと、壊れなくても消耗品の交換費用が掛かりますし、維持費が高くついて泣く泣く手放さざるを状況に追い込まれるかもしれません。
まとめ


プジョーの故障について紹介しましたが参考になったでしょうか?
この記事を読んでプジョーの車に興味を持ったら、ぜひ気軽にディーラーに行ってみましょう!
輸入車ディーラーに行ったことがない人だと緊張しちゃうかもしれませんが、国産車と同じ感覚で行けば大丈夫です。
また近年は試乗車も充実しているので気になる車種があるなら、実際に試乗をしてプジョーの良さを体感してみてください!
- 猫足と呼ばれる独特の乗り心地
- フランス人デザイナーによるエクステリア
- i-Cockpiと呼ばれる人間工学に基づいて設計されたインテリア
- 低排気量ながらも十分な加速力を得られるエンジン
などなどの魅力は乗ってみないと分かりませんからね!


