プジョーリフターは独特のデザインと広い室内空間で人気を集めていますが、実際に購入したオーナーの声には「思ったより燃費が悪い」「維持費が国産車より高い」といった指摘もあります。輸入車ならではの魅力と同時に、注意すべきポイントも存在するのです。
本記事では、燃費・維持費・故障リスク・サイズ感を中心に、購入前に押さえておきたい要素を徹底解説します。

プジョーリフターにおける燃費の現実


プジョーリフターはファミリーカーとしての利便性や独特のデザインで人気を集めていますが、実際の所有では燃費性能と維持費のバランスが大きな検討材料になります。カタログ上の数値と実際の使用環境には差が出やすく、さらに輸入車特有の部品代や整備費が国産車より高くなる傾向もあります。購入前に燃費と維持コストの実態を理解していきましょう。
実測燃費とカタログ値(WLTCモード)の差


プジョーリフターのカタログ燃費はWLTCモードで18km/L前後とされていますが、実際にオーナーが日常で走らせると13〜15km/L程度に収まるケースが多いのが現実です。特に市街地走行や短距離利用が多いと燃費は顕著に落ち込み、高速道路主体のロングドライブでは比較的カタログ値に近づく傾向があります。こうした差は、エアコン使用や積載量、道路環境などの条件によっても大きく左右されます。
一方で、ディーゼルエンジンならではのトルク特性や給油時の燃料単価の安さにより、ガソリン車のミニバンと比べると長距離走行時の経済性は優れていると評価されています。したがって、利用環境によって「燃費で損をした」と感じる人もいれば「想定以上に効率的」と感じる人もいるのが特徴です。購入を検討する際には、自身の走行パターンを想定し、カタログ値を鵜呑みにせず実測データを参考にすることが重要です。



燃費に影響する要因と改善策
プジョーリフターの燃費に影響を与える要因は多岐にわたります。まず市街地でのストップ&ゴーが多いと、アイドリング時間や加減速の頻度が増え実測燃費が大きく低下することがあります。また、荷物や乗員を多く積むと車重が増し、エアコン使用や冬季の暖房利用も燃料消費を押し上げます。さらに、短距離走行を繰り返す環境ではエンジンが十分温まらず、効率が下がる点も注意が必要です。
改善策としては、高速道路や郊外での巡航走行を意識する、こまめなメンテナンスでエンジン効率を保つ、急加速や急ブレーキを避けるといった運転習慣の見直しが挙げられます。加えて、タイヤ空気圧を適正に保つことで転がり抵抗を抑え、燃費を改善できる効果も期待できます。走行環境を踏まえて工夫すれば、リフターのディーゼル特性をより有利に活かすことが可能です。
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プジョーリフターの維持費はどれぐらい?


おしゃれなプジョーリフターですが、購入後に気になるのが年間の維持費です。国産車より高いのでは?と不安を抱く方も少なくありません。実際には、自動車税や保険料に加え、部品代や整備費が維持コストを押し上げる傾向があります。ただし、工夫次第で負担を抑える方法も存在するため、正しく理解しておくことが大切です。
維持費の内訳
維持費は国産で同クラス(トヨタのシエンタ、ホンダのフリード)のミニバンと比較するとやや高めに推移する傾向があります。自動車税や保険料に加え、輸入車特有の部品代や整備費が費用を押し上げる要因となっています。ただし、全体像を把握しておけば、想定外の出費を避けることが可能です。ここでは主要な維持費を分かりやすく整理します。
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 自動車税(1.5Lディーゼル) | 約3万5千円/年 |
| 任意保険料 | 年10万〜15万円程度 |
| 定期点検・車検費用 | 1回あたり10万〜15万円 |
| 消耗品費(オイル・タイヤ・バッテリー等) | 年5万〜8万円 |
合計すると、年間30万〜50万円程度が目安です。走行距離や利用環境によって差は出ますが、ディーゼル燃料の安さが長距離走行時には有利に働くため、利用スタイルに応じて負担感は変わります。
維持費を抑える方法とは


維持費については工夫により負担を軽くすることが可能です。特に日常の管理や選択次第で差が出やすいので、以下のポイントを意識すると効果的です。
- 整備先を使い分ける:保証内はディーラー、以降は認証工場
- 保険を見直す:輸入車対応プランや走行距離型を活用
- 消耗品を工夫:純正にこだわらず高品質な社外品を選択
- 日常点検を徹底:オイル・空気圧管理で故障予防
- 燃費運転を意識:急加速を避け、巡航走行を増やす
こうした工夫を積み重ねることで、維持費を1〜2割ほど抑えられるケースもあります。購入後の出費をできるだけ抑えつつ、安心してリフターを楽しむために取り入れてみましょう。
プジョーリフターの故障リスクと対処方法とは
プジョーリフターは個性的な魅力を持つ一方で、電装系や細かな不具合が発生しやすい輸入車特有のリスクも指摘されています。信頼性を国産車と比べるとやや劣ると感じるユーザーもおり、購入前に理解しておくことが重要です。ただし、適切な点検やメンテナンスプログラムを活用することで安心して乗り続けることが可能です。
故障リスクがあり信頼性は高いと言えない


プジョーリフターはユニークなデザインや広い室内空間で評価される一方、国産車と比較すると故障リスクが高めとされるのが実情です。特に電装系のトラブルが多く報告されており、ウインドウスイッチやセンサー類の動作不良などが代表例に挙げられます。こうした不具合は走行不能に直結するものではありませんが、日常利用の快適さを損なう原因となります。
また、欧州車全般に共通する傾向として、経年劣化による小さなトラブルが散発的に起こるケースもあります。エアコン関連や電装ユニットの不具合など、「致命的ではない故障」が多いのも特徴です。些細なことでも気になる神経質な方はリフターに向いていないかもしれません。
修理におけるパーツの調達と注意点


所有するうえで意識しておきたいのが、修理に必要なパーツ調達の事情です。リフターはフランス車であるため、部品在庫が国内に常時あるとは限らず、取り寄せに数週間かかるケースも少なくありません。特にトランスミッションやサスペンユニットは国内在庫が薄く、納期が長引くことで修理期間が延びてしまうリスクがあります。
また、部品価格も国産車より割高です。ブレーキ関連や足回りの消耗品は国産車の1.2〜1.5倍程度、バッテリーはさらに高額になる傾向があります。「修理費が想定以上に膨らむ」という声は、この部品代の高さが背景にあります。
そのため、正規ディーラーでの点検時に消耗品の摩耗具合を早めに把握し、交換時期を計画的に検討することが大切です。さらに、認証工場や輸入車専門の整備工場では並行ルートで部品を調達できる場合があり、納期や費用を抑えられることもあります。輸入車特有の部品事情を理解し、選択肢を複数持っておくことで、突発的なトラブルにも柔軟に備えられるでしょう。
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ディーラーで定期点検を受ければ安心
安心して長く乗るには、正規ディーラーでの定期点検を受けることが大切です。メーカー基準に沿った点検が行われるため、電装系やセンサーなど輸入車特有の弱点も早期に発見できます。専用診断機を活用することで、一般工場では見落とされがちな細かな不具合までチェックできるのが強みです。
さらに、ディーラー整備は保証との連動性が高く、修理時の自己負担を減らせる安心感があります。加えて、リコールやサービスキャンペーンの最新情報が即時に反映されるため、改善対策を受けやすい環境が整っている点もメリットです。多少費用はかかりますが、長期的に見ればトラブル防止と維持費安定化につながります。
メンテナンスプログラムに入るのがおすすめ


初回車検後も売却せずに乗り続けたいなら、メーカーが用意するメンテナンスプログラムを活用するのが有効です。プジョー正規ディーラーでは定期点検や消耗品交換をパッケージ化したプログラムがあり、契約しておけば費用の見通しが立てやすくなります。特に輸入車は突発的な修理費が高額になりやすいため、月額や年額で均等化される安心感は大きなメリットです。
また、プログラムに加入しておくことで、オイル交換やブレーキ関連などの基本整備が適切な時期に実施され、故障リスクを下げて長期的なコスト削減につながります。さらに正規ディーラーなら純正部品での交換が保証されるため、信頼性の面でも安心です。予算管理をしながらリフターを長く快適に使いたい人ほど、メンテナンスプログラムを前向きに検討する価値があります。
日本の道路事情におけるボディサイズと取り回し
プジョーリフターは全幅1850mmでやや広め。狭い道路や住宅街では取り回しに注意が必要ですが、一方で最小回転半径は5.5mに収まり、想像以上に扱いやすさも備えています。日本の道路事情において、サイズ感を正しく理解していきましょう。
車幅・最小回転半径と狭路における扱いやすさ


ボディサイズは全長4405mm、全幅1850mm、全高1870mmと、コンパクトミニバンの中では横幅が広めです。1850mmという車幅は日本の一般的な道路や駐車場でギリギリな場面もあるため、運転が苦手な方は大きく感じられるでしょう。特に住宅街の狭い道や縦列駐車では、ドライバーの技量や慣れが求められます。
ただし、最小回転半径は5.6mに抑えられており、このクラスの車としては十分に扱いやすい数値です。ハンドルの切れ角が大きく、意外と小回りが利くため、交差点やコンビニ駐車場などでの取り回しは想像以上にスムーズ。「幅は広いが曲がりやすい」という特徴を理解しておけば、日常の不便はかなり軽減できます。
さらに、リフターはボンネットの見切りがよく、運転席からの感覚をつかみやすい設計になっています。横幅に不安を感じる場合でも、ドアミラーと車体感覚を意識すれば慣れるのは早いでしょう。結果的に、サイズそのものは大きめながらも、最小回転半径の小ささが日常利用をカバーし、日本の道路事情にも十分対応できる一台といえます。
視界・死角に癖がある
プジョーリフターの運転席はアイポイントが高く、前方の見切りは良好です。ボンネットの形状も水平に近いため、車両感覚をつかみやすい点は大きなメリットといえます。一方で、Aピラーが太めに設計されているため、交差点で歩行者や自転車が死角に入りやすい弱点があります。特に右左折時には、首を大きく振って確認する習慣が欠かせません。
サイドや後方の視界についても、四角いボディ形状のおかげで全体的には分かりやすいですが、スライドドア後方のCピラー部分は視覚的な死角を生みやすい構造です。そのため、バック駐車や合流時には注意が必要です。バックカメラやパーキングセンサーを活用すれば安心感が増し、死角をカバーできるため、装備を積極的に活かすことをおすすめします。
さらに、後席に人や荷物を積むと後方視界が狭まる場面もありますが、サイドミラーが大きめに設定されているため補いやすいのは救いです。総合すると、リフターは全体的に視界が良い部類に入りますが、ピラーの死角や後方のクセを理解したうえで、運転支援装備を組み合わせることで安全性を確保できるでしょう。
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駐車場の適合性は良い
日本の駐車場事情において全幅1850mm・全高1870mmのサイズは大きく感じますが、実際には多くの機械式を除く一般的な平面駐車場には問題なく収まるサイズです。立体駐車場の高さ制限は2.0mが標準となるため、全高1870mmのリフターであれば利用可能なケースがほとんど。
横幅については、都市部の狭い区画で隣の車との距離が近くなる場面があるものの、ドアの開閉が手動スライドドアであることがメリットになります。隣の車にぶつけるリスクを抑えやすく、普段のショッピング利用でも安心感が高いのはリフターならではの強みです。



高い走行性能と乗り心地は国産ミニバンより優れる
プジョーリフターはミニバンの実用性に高い走行性能を融合させたモデルです。コーナリングでの安定感や直進時の安心感は国産ミニバンを上回る部分があると評価されています。また、ディーゼルエンジン特有の力強さや快適な乗り心地も魅力で、長距離ドライブやアウトドア用途で頼れる存在となります。



コーナリング性能と高速走行の安定性は良し


プラットフォームはストランティスグループが開発した最新のEMP2(エフィシェント・モジュラー・プラットフォーム2)採用しており、欧州車らしい安定感のある走りを実現しています。特に高速道路での直進安定性は優れており、風の影響を受けにくい点が特徴です。ボディ剛性が高いため車体の揺れが少なく、長距離移動でも安心の仕上がりとなっています。
また、コーナリングにおいても重心の高さを感じさせない踏ん張りがあり、ステアリング操作に対して素直に反応します。ハンドリングは軽快でありながらしっかりとした手応えがあるため、カーブの多い山道や高速の合流でも安心して走行できます。
ディーゼルならではのアクセルレスポンスと加速性能
搭載される1.5L BlueHDiディーゼルエンジンは、低回転域から力強いトルクを発揮するのが特徴です。発進直後からスムーズに加速できるレスポンスの良さは、街乗りやストップ&ゴーが多い環境でもストレスを感じにくいポイントです。特に坂道発進や多人数乗車のシーンでも余裕があり、力強さを体感しやすいでしょう。
高速道路では一定速度を保つ巡航性能に優れており、わずかなアクセル操作でスムーズにスピードを維持できます。ディーゼル特有のトルクが走行を支えるため、長距離ドライブやアウトドアでの荷物積載時でも安心感が高いのが魅力です。一方で高回転域まで引っ張るような走りは得意ではなく、スポーツカーのような爽快感を期待すると物足りなさを感じるかもしれません。
総合すると、リフターの加速性能は「日常域での使いやすさ」を重視したチューニングで、普段の生活やレジャーにちょうど良いパワーバランスを備えています。
乗り心地と静粛性もポジティブ要素


足回りについてはボディが大きく背が高いにもかかわらず、路面の凹凸をしなやかにいなすサスペンションセッティングが魅力です。市街地の段差や高速道路の継ぎ目でも突き上げが少なく、長時間乗っていても疲れにくい仕上がりになっています。乗員すべてが快適に移動できる点は、ファミリーユースやアウトドア派にとって大きな利点です。
静粛性に関しても、ディーゼルエンジン特有のノイズは低回転域で感じられるものの、巡航に入るとエンジン音が落ち着きます。高速走行時には風切り音やロードノイズも抑えられており、会話や音楽を楽しめる環境が確保されています。国産ミニバンと比較しても「走りの安定感と静けさのバランス」は優れていると感じるユーザーが多いです。



4WDとして使えるアドバンスドグリップコントロール


プジョーリフター搭載されるアドバンスドグリップコントロールは、路面状況に合わせてトラクションを最適化する統合制御システムです。センターコンソールに配置されたダイヤル式スイッチで「ノーマル/スノー/マッド/サンド/ESP OFF」の5つのモードを選択でき、前輪駆動ながら状況に応じて4WD的に使えるのが特徴です。
実際にメーカーは公式サイトで「悪路での走行安定性を高める装備」と説明しており、これは電子制御でエンジン出力とブレーキを調整し、前輪の駆動力を最適化することで、雪道やぬかるみでも安定した走行を可能にしているためです。
もちろん本格的な4WDシステムと比べると悪路走破性は限定的ですが、都市部での雪道やキャンプ場までの砂利道など、日常的に遭遇する場面では十分な効果を発揮します。オンロード主体の利便性と、軽度のオフロード対応力を兼ね備えた実用的なシステムといえるでしょう
試乗で確認すべきポイントとは?


プジョーリフターの購入を検討する際は、実際に試乗してフィーリングを確かめることが欠かせません。特に以下のポイントを意識してチェックすると失敗を防げます。
- 加速フィール:低速域からのトルク感とスムーズさを体感
- ハンドリング:コーナーでの安定性やステアリング応答性を確認
- 乗り心地:段差や荒れた路面でのサスペンションの動きをチェック
- 静粛性:高速走行時の風切り音やロードノイズを比較
- 視界と死角:Aピラーの太さや後方の見え方を実感
- 駐車のしやすさ:最小回転半径やバックカメラの有効性を確認
これらを意識して試乗すれば、カタログでは分からないリアルな使い勝手を把握できます。購入後のギャップを減らすために、複数シーンを想定して走らせるのがおすすめです。
インテリアのデザインとシートアレンジ、荷室容量の評価


プジョーリフターのインテリアは、実用性を重視した設計が特徴です。素材感や造形はシンプルで堅実な仕上がりですが、同価格帯の輸入車と比べると高級感は控えめです。その一方で、シートアレンジの自由度や荷室の広さは魅力が大きく、キャンプやアウトドアを楽しむファミリー層に適した空間。



内装素材や造形の特徴


インテリアは、華美さよりも実用性を重視した作りが特徴です。ダッシュボードやドアパネルには硬質プラスチックが使われており、高級感より耐久性や清掃性を優先した設計といえます。表面処理はざらつきのある質感で、汚れや傷が目立ちにくいのが利点です。
造形は直線基調でシンプルですが、操作系のスイッチは視認性を重視した配置になっており、運転中の扱いやすさにつながっています。「フランス車らしい遊び心」よりも「実用性重視の道具感」を感じさせるデザインで、アルファードやVクラスのようなラグジュアリーミニバンの豪華さを求める人には物足りないでしょう。
ただし、シートの形状は長距離移動でも疲れにくい工夫がされており、座り心地の良さは十分確保されています。インテリアの質感よりも機能性を優先するユーザーにとっては、納得できる内装といえるでしょう。
他の輸入車と比較したときの高級感は劣る


高級感という意味では他の輸入車ブランドに比べると見劣りするのが正直なところです。メルセデスやBMWのようにソフトパッドや上質な革素材を多用しているわけではなく、プラスチックを主体としたシンプルな仕上げとなっています。
しかし、これはリフターがもともと実用性を最優先に設計されたモデルだからこそです。「頑丈で汚れに強い」「掃除がしやすい」といった長所は、むしろアウトドアや荷物運搬で使うユーザーにとって大きなメリットになります。高級感を重視する人には不向きですが、道具としてのタフさや気兼ねなく使える内装を評価する人には適した選択肢といえるでしょう。
シートアレンジは多彩で使いやすい


大きな魅力のひとつが、柔軟性に富んだシートアレンジです。2列目は独立シート3席が採用されており、それぞれを個別に倒したり取り外したりできる構造になっています。これにより、乗車人数や荷物の大きさに応じて自由にレイアウトを変えられるのが強みです。
さらに助手席もフラットに倒すことが可能で、長尺物を積む際にも対応できます。「乗員を優先するか、荷室を広げるか」を切り替えられるため非常に便利です。
また、全席にISOFIX対応のチャイルドシート固定機構が備わっている点も特徴です。3席すべてに独立して装着可能なため、チャイルドシートを複数台設置できる実用性はファミリー層にとっては大きな魅力であり、安全性と利便性の両立が図られています。
シート自体の素材感は本革でなくファブリックですが耐久性に優れ、汚れにも強いため日常使いやアウトドアで気兼ねなく利用できます。
荷室容量は広くてキャンプやアウトドアにも最適


プジョーリフターの荷室は、全長4405mmのボディサイズを活かしたゆとりあるラゲッジスペースが特徴です。通常時でも奥行きと高さがしっかり確保されており、大型のスーツケースやベビーカーを並べて積むことが可能です。後席を倒すと床面がフラットに近い形となり、長尺物やキャンプ用品を効率よく収納できます。
また、2列目を取り外すことで大容量の荷室に変化し、自転車や大型のアウトドアギアもそのまま積み込めるのが強みです。車高が高い分、荷室の高さ方向にも余裕があるため、収納の自由度は国産ミニバンを上回る部分もあります。リアゲート開口部が大きく、荷物の出し入れがしやすいのもポイントです。
一方で、電動スライドドアを備えていないため、大きな荷物を出し入れする際は手動操作が必要です。しかし、その分メカニカルなトラブルのリスクが低く、長期的な安心感につながります。アウトドアやキャンプを楽しむ家族にとって、リフターの荷室は頼れる相棒となるでしょう。
ナビやスライドドアなど装備の評価
装備はシンプルながら、必要な機能をコンパクトにまとめた実用志向が特徴です。ナビゲーションやインフォテインメントは多機能ではありませんが、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応し、スマートフォン連携で不足を補える点が強みです。
また、全グレードで採用されるスライドドアは手動式となっていますが、これは故障しないのでメリットともデメリットも言えるますが、詳しくみていきましょう!
ナビ・インフォテインメントの操作性
搭載されるナビのソフトウェア、インフォテインメントシステムは機能がシンプルです。純正ナビは最低限の案内機能にとどまりますが、Apple CarPlayやAndroid Autoに標準対応しているため、スマートフォンの地図アプリをそのまま使えるのが大きな利点です。これにより最新の地図データや音声案内を活用でき、使い慣れたUIで操作できるため不便を感じにくいでしょう。
タッチスクリーンの反応速度は平均的ですが、物理ボタンが少ないため直感的な操作に慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。音声操作やステアリングスイッチと組み合わせると使い勝手が向上し、走行中でも安全に操作しやすくなります。
大画面ナビに慣れている人には物足りなさを感じる部分もありますが、スマホとの連携を中心に考えれば十分実用的。コストを抑えながら最新機能を取り入れられる点はリフターのメリットといえるでしょう。
手動スライドドアの使い勝手
プジョーリフターは、全グレードで手動スライドドアを採用しています。電動開閉機能は備わっていませんが、そのぶん機構がシンプルで故障リスクが低いのがメリットです。実際、電動スライドドアの修理は高額になるケースが多いため、長期的な維持費を考えると安心材料といえるでしょう。
また、手動式は開閉スピードを自分でコントロールできるため、子どもが乗り降りする際にも扱いやすく、狭い駐車場で隣の車にドアをぶつけにくいという利点があります。ドアの重量は適度に調整されており、大きな力を必要としないため、子どもや女性、年配の方でもスムーズに操作可能です。
一方で、荷物で両手がふさがっているときや雨天時には不便に感じるデメリットもあります。k
開放感のあるパノラミックルーフ


最大の特徴と言えるのが開放感を演出するパノラミックルーフです。車内全体を明るく照らす大きなガラスエリアを備えており、昼間は自然光をたっぷり取り込み、夜間は星空を眺めることも可能です。特に後席に座る子どもや同乗者からの満足度が高く、長距離ドライブで車内時間を楽しむ大きな要素となります。
さらに、UVカットガラスやシェードが装備されているため、直射日光が気になる夏場でも快適に過ごせます。「明るさと解放感を得られる一方で、快適性もきちんと確保している」のがポイントです。
自動ブレーキやアクティブクルーズなど運転支援機能が充実


かつては安全装備や運転支援機能がいまいちなプジョーでしたが今は充実しています。アクティブセーフティブレーキ(自動緊急ブレーキ)は歩行者や自転車にも対応しており、市街地走行での事故リスク低減に役立ちます。また、アクティブクルーズコントロールは前走車との車間を自動で維持してくれるため疲労を軽減できます。
さらに、レーンキープアシストやヒルスタートアシストも標準装備され、日常の細かなシーンで安全をサポートします。車体の大きさから取り回しに不安を感じる人でも、バックカメラやパーキングセンサーがあることで駐車がスムーズに行えるのは大きな安心材料です。
ロングモデルのサイズ感とメリット
プジョーリフターには通常の5人乗りモデルに加えて、全長を延長した7人乗りのロングモデルが用意されています。全長は4405mmから4750mmへ拡大され、ホイールベースも延長されているため、3列目シートの追加と荷室の拡張が可能になっています。その他にも違いがあるので調査結果を見ていきましょう。
通常モデルとのサイズを比較
ロングモデルはボディ長とホイールベースを延長した7人乗り仕様です。全長+355mm/ホイールベース+190mmで3列目と荷室をしっかり確保しつつ、全幅は共通のため横方向の取り回し感は大きく変わりません。最小回転半径は標準5.6m→ロング5.8mへわずかに拡大。
| 項目 | 標準 | ロング |
|---|---|---|
| 全長(mm) | 4,405 | 4,760 |
| 全幅(mm) | 1,850 | 1,850 |
| 全高(mm) | 1,855 | 1,875 |
| ホイールベース(mm) | 2,785 | 2,975 |
| 最低地上高(mm) | 180 | 180 |
| 最小回転半径(m) | 5.6 | 5.8 |
| 乗車定員(名) | 5 | 7 |
| 荷室容量・通常時(L) | 983 | 1,538 |
| 荷室容量・2列目格納時(L) | 2,126 | 2,693 |
出典:プジョー公式・リフター
ロングモデルは、最大約3mの長尺物も積載可能で、3列目シートは独立2座を備え、130mmのスライド機能や取り外しにも対応しています。そのため多人数乗車と荷物の両立がしやすく、ファミリーやアウトドア用途に適した設計です。
標準モデルは都市部や日常の足として扱いやすく、ロングモデルは3人以上お子さんがいる家庭や遠くへの旅行など多用途に対応できる万能型という違いがあります。
7人乗り仕様の使い勝手


ロングモデル最大の特徴は、3列目シートを備えた7人乗り仕様です。独立2座の3列目は130mmのスライド機構を持ち、足元空間を調整できるため、大人でも短距離なら十分座れる実用性があります。チャイルドシートを2列目に設置しても、3列目の乗降はスライドドアと広い開口部のおかげで比較的スムーズです。
また、3列目シートは取り外しが可能で、使わないときは大容量の荷室に変えることができます。「7人乗りと大荷室をシーンに応じて切り替えられる」のはロングモデルならではの強みです。家族や友人を乗せる機会が多い人には頼れる存在。
一方で、3列目を常用すると荷室容量は制限されるため、大荷物を積む際にはアレンジが必要です。ただし2列目・3列目を格納すればフルフラットに近い空間を確保できます。
価格差は約20万円と考えるとコスパ良し
気になる価格差ですがロングモデルは、標準モデルと比べておおよそ20万円高い価格設定となっています。この差額で得られるのは、全長延長による3列目シートと広大な荷室空間、そしてホイールベース延長による高速安定性です。つまり「多人数乗車や荷物の積載力を求めるかどうか」が価格差の判断基準になります。
一方で、装備内容は標準モデルとほぼ同じ。カップルのデートシーンや子供が一人のご家庭なら標準モデルで十分ですが、プラス20万円でロングにできるのは魅力的ですよね。



グレード選びとオプション選びの注意点
次はグレード構成とオプション選びについてのポイントを解説します。輸入車は複雑なイメージがありますが、リフターは極めてシンプルです。
グレードのラインナップとおすすめ
日本に正規輸入されているリフターはグレード構成が非常にシンプルです。標準ボディ(GT/5人乗り)とロングボディ(GT/7人乗り)の2種類だけが用意されており、どちらも同じ「GT」をベースとした装備内容になっています。
輸入車にありがちな複雑なラインナップや多彩なパッケージ展開はなく、基本的には「標準かロングか」を選ぶだけ



安全装備や先進運転支援システムは両モデルに共通して搭載されているため、安心感はどちらを選んでも変わりません。
このシンプルな構成により、予算や用途に合わせて迷わず選びやすいのがリフターの魅力です。先ほども触れたように街中での取り回しやすさを優先するなら標準、7人乗車や大荷物対応を重視するならロングが適してるので、おすすめは人それぞれと言ったところ。
オプション選びと注意点
主なオプション(純正アクセサリー)のラインナップは以下の通りです。
| カテゴリ | オプション内容 | 特長 |
|---|---|---|
| カーサイドタープ | エアフレーム式自立タープ | 手軽に設営でき、アウトドアに便利 |
| パナメディア | 10.1インチ マルチメディアプレーヤー(後席用) | スマホ連携や純正スピーカーとの組み合わせ可能 |
| プレミアムサウンド | BEWITH製 DSPプロセッサ+リアスピーカーセット | 高音質サウンドを実現する専用設計 |
| ETC車載器 | カーナビ連動/スタンドアロンタイプ | ドライブを快適にする必須アイテム |
| ドライブレコーダー | フロント・リア同時Full HD対応、GPS連動型 | あおりや事故からの証拠保全に有効 |
車内で音楽を楽しみたいなら、BEWITH製 DSPプロセッサ+リアスピーカーセットを付けるのがおすすめ!納車後に付けるのは時間と工賃が余計にかかりますし、音質に拘りある方は必ずつけておきましょう。
リセールバリューの考え方


輸入車全般のリセールバリューにいえる傾向ですが、需要の幅が限られることや流通台数の少なさが影響しており、国産車よりも低くなります。ただし、希少性を評価する層も一定数存在し、装備や状態が良ければ適正価格での売却は十分可能です。
リセールを少しでも高めたいなら、人気のあるボディカラー(ホワイトやブラック系)を選ぶ、走行距離を抑える、定期点検記録簿をしっかり残すなどの工夫が重要です。「購入時は価格差が小さいが、売却時は状態次第で差が出やすい」という点を意識しておくと、後悔を避けやすくなります。
競合車種との比較表
リフターを検討する際には、ライバル車との比較が欠かせません。代表的な競合は、トヨタ シエンタ、ホンダ フリード、ルノー カングー、そして同じストランティスグループのシトロエンのベルランゴです。主要スペックを整理してみました。
| 車種 | エンジン / 出力 | 乗車定員 | サイズ(mm) | 燃費(WLTC) | 新車価格目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| プジョー リフター | 1.5L ディーゼル / 130ps | 5名 | 4,405×1,850×1,880 | 約17〜18 km/L | 約448〜468万円 |
| シトロエン ベルランゴ | 1.5L ディーゼル / 130ps | 5〜7名 | 4,405×1,850×1,850 | 約18.1 km/L | 約419〜437万円 |
| ルノー カングー | 1.5L ディーゼル / 116ps | 5名 | 4,490×1,860×1,810 | 約15.3〜17.3 km/L | 約419〜439万円 |
| トヨタ シエンタ(X) | 1.5L ガソリン / 109ps | 5〜7名 | 4,260×1,695×1,695 | 約17.0〜18.4 km/L | 約208〜212万円 |
| ホンダ フリード(G) | 1.5L ガソリン / 118ps | 5〜8名 | 4,215×1,695×1,710 | 約17.0〜20.9 km/L | 約262〜344万円 |
簡単に特徴をまとめた結果はこちら。
- リフター:ベルランゴと兄弟車で、なめらかな乗り心地と力強いディーゼルが特徴。
- ベルランゴ:広大な室内とディーゼル燃費のバランスが強み。輸入車でありながら実用性を兼ね備える。
- カングー:商用ベースゆえの積載性と独特の世界観が魅力。国産車にはない個性を求める人に適する。
- シエンタ/フリード:価格が手頃で燃費性能も良好。街乗りやファミリーカーとしての総合力が高い。



まとめ


プジョーリフターは、フランス車らしい遊び心とオシャレな雰囲気を持っているオリジナリティーあふれるミニバン。柔らかで猫足で称される乗り心地と個性的なデザインが最大の魅力。そしてディーゼルなので経済的にも意外と優しいのも嬉しいポイント。
もし「欲しい」と思ったなら、商談の前に愛車を高く売る準備も同時に進めるのがおすすめです。ディーラー下取りだけでなく一括査定サービスを使えば、相場より数十万円高く売れるケースがあり、購入資金が生まれます。プジョーリフターで新しいカーライフを始めるために、まずは愛車の相場をチェックしてくださいね。




